サンドラ・ブロック、キアヌ・リーブスという往年のスピードコンビで送る恋愛映画。基本的には恋愛映画は見ないんですが、まあそういう機会があったので見てみました。多少SFが入ってるので、恋愛自体に興味がなくても、その部分の解釈を楽しめるかもしれません。少なくとも自分はそういう視点で見ました。とはいえ、英語だったので自分が詳細まで理解したかは疑問ですが。
The Lake House 公式サイト
http://thelakehousemovie.warnerbros.com/
ストーリーは大まかに言うと湖畔にたたずむ家を買った二人の男女が織りなす恋愛ですね。キアヌ・リーブス扮するアレックスは湖畔に立つガラス張りの家を買うのですが、そのポストには前の住人からの手紙が。変だな、この家は長いこと空き家だったはずなのに。違和感を感じた彼は返信を書きます。
……返信書きますかね普通。いい恋愛をするには人間常に社交的でなくてはなりません。
そして彼と彼女の間には二年の“時差”があることがわかります。それでも湖畔の家の“魔法のポスト”に入れたものは届いてしまうのです。彼は2004年、彼女は2006年に住んでいて、彼女の二年前の記憶を頼りに彼は「2004年の彼女」を捜します。なんやかんやで見つけるんですが、「2004年の彼女」は彼のことを知るよしもなく。気持ちを抑えきれなくなった彼は、「明日会おう!」とレストランに二年後の予約。彼女にとっては明日なわけですね。ところが彼はいっこうに現れない。お互いに想っているはずの二人なのに、二年間に何があったのか……。
調べてみると、「イルマーレ」という韓国映画のリメイクらしいです。韓国映画の方ではヒロインの職業は声優だとか。ハリウッド版ではお医者さんです。そら、映画としての見栄えを考えたら医者ですな。
まあSF映画ではないので、魔法のポストがいかにして時を越えたのか、なんて説明はありません。コメディ要素もなく、実に王道的ラブストーリー。この手の映画が好きな方は楽しめるでしょうが……。やっぱり自分は恋愛映画というのはどうも好きになれません。