2008年09月06日

予告編を裏切るデートムービー「ハンコック」

Hancockアイアンマンだの、ハルクだの、バットマンだの、今年の夏はスーパーヒーローが来てますが、そんな中にあってちょっとノリの違うヒーローがウィル・スミス演じる「ハンコック」ですね。彼はスーパーマンのように空も飛べるし力もすごい。なのにホームレスのような風体、ベンチで酔いつぶれ、面倒くさそうに犯罪を処理するも、二次的な被害額の方が高く付いてしまい、感謝されるどころか、人々には「Asshole, Jackass, Punkass(くそったれ)」とののしられる始末。

ある男が電車に轢かれそうになったのを助けても、貨物列車を大量に脱線させてしまい、集まってきた野次馬にボロクソに言われるハンコック。しかし助けたその男はPRマンで、命の恩人であるハンコックに対する世間のイメージを変えようと試みます。彼は、ハンコックが迷惑になるようなやり方でしか人助けできないのは孤独からだと見抜き、家族ぐるみで彼のよき理解者になりつつ、PRマンとしての腕も発揮し「彼がヒーローである」ということを世論に再認識させることに成功していきますが・・・というようなお話。


★下記、ネタバレですよ★


見終わってみると、これはヒーローモノではなく、結構ベタな恋愛映画だなあと思いました。オチを言ってしまうと、PRマンの妻であるメアリーもスーパーパワーを持っていて、メアリーとハンコックは運命で結ばれたカップル。どこにいてもお互いが惹き合うようにできていて、二人が近づくとお互いのパワーはなくなり、不老不死ではなくなってしまう。そして人間として二人で生涯を終えられるようになってるんですね。地球には他にもたくさんのカップルがいたけど、そんな事情があって今はもうハンコックと彼女しか残っていない。
ハンコック達も数千年の間、何度も出会っているのに、その度に邪魔が入り、お互いの命を助けるために離ればなれになるということを繰り返してきました。そして一番最後に別れたのが80年前、その際ハンコックは記憶を失ってしまい、自分が何者かわからない孤独さからひねくれちゃってたわけです。

ヒーローモノにしちゃあロマンチックな話ですよね。もちろんメアリーには既に人間の旦那がいるわけで、運命としてハンコックとは惹かれ合いつつも、旦那も愛しているわけです。ちょーわかりやすい三角関係。ヒーローモノには欠かせない、ヒーローと同じ力を持った悪のようなものももちろん出てきません。メアリーとものすごい喧嘩をしますが、映画として一番派手なアクションシーンはそれぐらいで、スーパーマンみたいな映画を期待して見に行くとちょっとがっかりします。

それよりも女の子と恋愛映画見に行くノリで見た方が全然楽しめると思います。運命で惹かれ合いつつも、お互いのために離れなければならない二人というのは女性でもちょっと楽しめると思いますし、男性はハンコックのむちゃくちゃな人助けっぷりを楽しめばいいし。全体的にコメディテイストなのもデートムービーの王道って感じでした。

ハリウッド歴代興行成績第二位にのし上がってしまったダークナイトのように、あり得ないくらい面白いということはありませんが、あんなに重い感じもないし、軽い気持ちで楽しめる映画です。


ハンコック オフィシャル・サイト(予告編ありますよ)
http://www.sonypictures.jp/movies/hancock/

Hancock Official site(ニュース番組風に「Who is Hancock!?」)
http://www.sonypictures.com/movies/hancock/

ハンコック@映画生活(レビューとか)
http://www.eigaseikatu.com/title/23028/

2008年08月10日

インクレディブル・ハルクは薄味のヒーローものになってました

2003年公開の「ハルク」を一切無かったことにして公開された「インクレディブル・ハルク」を見てきました。ちなみに自分は世間的にあまり評判がよろしくない前作が好きな方だったんで、どんなもんか見比べてやろーという気持ちで見たんですが、うーん、良くも悪くも没個性になってしまった「インクレディブル・ハルク」でした。

前作が受け入れられなかった点はたぶん、

  • いまいちメジャーでない俳優陣(言ったってエリック・バナですけど)
  • 父と子の因縁を主題に置いたヒーローものっぽくないお話
  • 漫画みたいな不思議なカット割り

この辺のせいですかね。でもぜんぶ好みの問題で、独特のカット割りもコミック風でかっこいいし、地味でシリアスな感じも「バットマン・ビギンズ」風で個人的にはすごい好きです。

そして今回の「インクレディブル・ハルク」ですが、主人公は演技派のエドワード・ノートン、怪物アボミネーションに変身する敵役にティム・ロスと演技派の役者を揃え、ストーリーも軍やアボミネーションとの戦いをメインに据えて暴れるハルクをたっぷり見られるようになってます。映画の長さも長すぎず短すぎずちょうどよくまとまってるし、娯楽作としてシンプルに楽しめました。これ自体は単純におもしろい映画です。冒頭のブラジルの貧民街もかなりの迫力。

でもやっぱり前作の方が話が深くていいですよねー。ひどい父親を持ってしまった主人公に感情移入もし易いし。新しい方はその辺はしょっちゃってるんで、いまいちハルクの「かわいそう」感がありません。
ハルク自体も前作の方が力強くて、街で乗用車をちまちま壊すハルクより、戦車軍用機相手に暴れるハルクの方がかっこいいし、広大な砂漠を飛び回るハルクはのびのびしてて気持ちがいい。「インクレディブル・ハルク」は戦闘シーンばっかりでお腹いっぱいです。
ハルクのデザインも、新しい方は筋肉質で気持ち悪い気もするし、何よりちっちぇえですよね。ハルク状態でヒロインのリヴ・タイラーと並んでそんなに違和感ないっていうのはどうかと……リヴ・タイラーがでかいのもあるでしょうが(笑)。

ところで「ハルク」冒頭で大学に入っていく主人公と一瞬だけすれ違う警備員ですが、「インクレディブル・ハルク」で配達員に変装した主人公をピザ一枚で中に入れてしまう気のいい警備員と同じ人ですよね……と思って調べてみたら、Lou Ferrigno(ルー・フェリグノ)という元ボディビルダーの役者で、TVシリーズでハルクを演じたり、声を当ててた人らしいです。その縁で両方の映画に出てるんですね。なるほどー。「インクレディブル・ハルク」でも、ハルク状態の声は彼が当てているみたい。

ちなみに前作が公開された2003年は「ヘルボーイ」、「バットマン・ビギンズ」が公開されてました。ハルク同様、両方とも続編が今年公開。いずれもヒーローもの、同じ周期なんですねぇ。
ヒーローものといえば「インクレディブル・ハルク」OPで「スターク・インダストリー」という名前、最後のシーンではトニー・スターク本人が登場し、世界がリンクしていることを示していた「アイアンマン」、九月公開が楽しみです。


インクレディブル・ハルク@映画生活

2008年05月03日

相棒 -劇場版- これは・・・がっかりな感じで。

相棒ファンですので、一週間前にはシネコンで座席予約して、ちょーわくわくして見に行ってきました。

重厚な音楽の中、どこか海外の発展途上国のようなシーンから始まり、やがて相棒お得意の空撮をバックにただ二文字「相棒」と。どんな展開が待ってるのかどきどきです。

最初の事件はニュースキャスターが巨大な鉄塔につるされた状態で発見されるという、猟奇的な殺人。
一方、特命係の二人は片山雛子衆議院議員の護衛を任され、見事襲撃から議員を守ります。一見関係がないような二つの事件現場には、「f6」「d4」という共通の暗号が。
ほどなくして起こる第三の事件ではコメンテーターなどもつとめる有名な外科医が殺され、「e4」という暗号が見付かります。チェスの手を示しているという犯人からのメッセージに気づいた右京は、犯人に勝負を挑みます・・・

冒頭はこんな感じで盛り上がるんですけど、まあネタバレになってしまうので。


以下ネタバレあります。

見終わると「うーん・・・」な感想になってしまうんですよねえ。いろいろと不満なところがあるのでどこから書いていいやら。

まず扱った事件が例のイラクでの拉致事件なんですよね。相棒はいつも実在の事件をモデルにした話が作られるので特にその点は問題ないんですが、今回は特にメッセージ色が強く、くどかった。あの事件を忘れるな、忘れるなと様々なキャラクターが物語の最初から最後までくどくどくどくど・・・さすがに引きます。

しかも、それだけ言っておいて真犯人が殺された少年の父親かよと。途中までの少年の友人が犯人で、何もしなかった政府と家族にもバッシングを浴びせた国民全員に復讐を、というなら話として面白いのに、実は犯人は少年の親ですなんてあんまりと言えばあんまりです。

ただし少年の父親の本当の目的は復讐ではなく、その当時に外務省に存在したとされる「Sファイル」なるものを世間に知らしめることだったりします。ガンにかかってしまい、余命幾ばくもない彼は周到な計画を用意して犯行に及んだ・・・んでしょうが、それにしちゃチェスとかゲームとか愉快犯風で、息子のために必死なんだか遊んでるんだかよくわかりません。

あと殺された少年の妹にあたるキャラクターが犯行をとめようと出てくるんですが、警察には黙秘してみたり、面識もない特命係にはあっさり話したり、行動に一貫性が全然無い。
犯人からのメッセージであるチェスも、対局でマラソンコースの形にうまいことなるわけねーじゃん、なんかは目をつぶるとしても、結局チェスによるメッセージは全て陽動でことごとく犯人に振り回されるだけ、妹の電話(しかも今時の大学生が公衆電話……)であっさり犯人の居場所が見付かります。相棒のファンからすれば映画なのに右京さんダメダメだし、相棒を知らない人から見たら得意げにメッセージ見付けたとか言って全部外れじゃんwなバカな主人公に見える(笑)。もっと言えばこのチェスのトリック自体全然要らないような(笑)。
一方、亀山君と伊丹は今回かなり活躍しててかっこいいんですけどね。

他にも、最後まで観てしまうと「最初の連続殺人てなんか意味あったの?」とか、ファンサービスとして意味もなくキャラクターが出過ぎとか色々あります。陣川警部補なんかファンにはまだしも、映画だけ観たら「なにこの都合のいいキャラクター」だし。
ラストも、片山議員があっさりSファイルを公開してめでたしめでたし。もうちょっと父親の恥をさらしても上にのし上がるみたいな黒さがわかる描写があったほうがいいような。だいたい政府側のミスもそんなに悪くは描かれてないんで、いまいちこう、してやったり感みたいのをこっちが感じられない。

映画ならではの大がかりなシーンが多いんですが、詰め込みすぎていつもの相棒のような綿密さみたいなのが全然ありませんでした。説明不足だったり矛盾だったりが多すぎです。シティマラソンを舞台に3万のランナーと観客が人質、なんて大がかりで面白そうなのに、結局マラソンはすべて陽動でしかないしなあ。あの宣伝は大げさだぁ。フェイクの犯人も結局いてもいなくてもいいような役だし。

結局、相棒のファンが見に行ってもがっかり、まして相棒を知らないような人が観たらもっとがっかりすること請け合いです。こんなの2時間枠のテレビで十分、というかいつもの相棒2時間スペシャルの方がよっぽど面白い。うーん、いつものドラマの方が面白いです。ドラマの映画化なんてこんなもんなのかなぁ。シーズン7はあるのかないのか知りませんが、そっちを楽しみにします。

あ、でもこの前テレビでやってたアンフェアの劇場版よりはマシだった。・・・いや、いいとこ勝負かな。あと西田敏行の存在感はやはりすごいです。

2008年04月26日

映画「サイレン」、ちゃんと作ってあるサイコホラー。

なんとなく休日にホラーばっかり観ているkazinaです。映画「サイレン」も観てみました。プレステのゲームがあって、その映画化ですが、ゲームはやったことがないのでわかりません。映画は市川由衣主演で、ココリコの田中直樹や森本レオが出演しています。監督はトリックで有名な堤幸彦、同じくトリックの阿部寛も出番は少ないですが出ています。

市川由衣演じる女の子が、弟の病気の治療のため夜美島へと引っ越しますが、その島には不気味な住人達と、「サイレンが鳴ったら外へ出てはならない」という不思議な言い伝えが、という話。

怪物やゾンビが出てくるホラーではなく、人格がどうしたとかそれ系のサイコホラーで、全体的にかなり真面目に作ってあるなあと思いました。ちゃんと起承転結があって、どんでん返し、そしてオチの説明もありますので、観る方も最後まで「どういうことだ?」と考えながら観られるので飽きません。

他の映画と比べて際だって面白いとかそいういう点はありませんが、初めて観る分には最後までちゃんと楽しめます。「サイレンが鳴ったら外へ出てはならない」の本当の意味とかも一応説明がついてて納得できます。

以下ネタバレあります。

ただまあ、住民全員が狂ってしまっているのも妄想とするのはちょっと大げさ過ぎる気がするし、30年前にサイレンが聞こえるという妄想に取り憑かれ住民全員を虐殺した阿部寛と、同じようにサイレンが聞こえてしまった主人公に何か共通点がないと、全く同じ妄想に取り憑かれるという点に説得力がないような気が。

呪怨パンデミック、いままで通り普通に面白い

ハリウッド版呪怨の第二作目こと「呪怨パンデミック」がレンタルリリースされてたので観てみました。

前作のThe Juon 呪怨(The Grudge)はハリウッドリメイクであるにもかかわらず、監督が清水崇のままで、同様にハリウッドリメイクされた「ザ・リング」とはちょっと違う雰囲気。
ザ・リングでは当然のごとく役者や舞台がアメリカに変更されてしまいましたが、The Juonでは主人公こそアメリカ人に変更されていますがオリジナル版の設定や家はそのまま、舞台も日本、当然カヤコも同じ人が出てきます。
ザ・リングはモンスター映画の様な雰囲気になってしまい、怖くもないしがっかりでしたが、こちらは日本版で怖かった雰囲気そのままで楽しめます。ハリウッドでのウケは知るよしもないですが、日本人としてはこちらの方が嬉しいです。

さてその続編である「呪怨パンデミック」なんですが、前作のラストで主人公がカヤコの家に放火してしまったことから、カヤコが外へ出てしまい、家に関わった者全員をとり殺すようになってしまいます。カヤコ、海を渡ってはるばるアメリカはコロラドにも(笑)。
カヤコの出生の秘密なんかも明かされ、順当に前作の設定を掘り下げていく話になっていて面白いです。ホラーとしても、今までの呪怨より怖い!なんてことはありませんが、今まで通りの恐怖を楽しめます。特に病院の廊下で蛍光灯が消えていくと同時にカヤコが迫ってくるシーン、こういう怖いビジュアルをよく考えるなあと感心しきり。でも、途中カヤコが貞子になっちゃったぞ、みたいなシーンもありました(^^;

それにしても「呪怨パンデミック」というタイトルはいかに。確かにpandemicなんだけども、原題はそのまま「The Grudge 2」なんですよね。まあ日本には呪怨がビデオ版、映画版二作ずつあってどちらも同じタイトルだし、ここへさらにハリウッド版が加わるとごっちゃになるから全然違うタイトルにしたんでしょうか。
制作中のThe Grudge 3はなんて邦題にするのか楽しみ。

あ、ちょうど今アメリカではタイのホラー映画「心霊写真」のリメイク「Shutter」が公開中ですね。オリジナルはそこそこ怖かったんで、早く観てみたいですね。なんか奥菜恵が出てるし。

怪談新耳袋 絶叫編がひどかった

怪談新耳袋と言えばショートドラマ形式のホラーで、超短編ながら全部で全シリーズで100話以上あります。一話5分しかないのでオチの説明はほとんどありませんが、その怖い話のシチュエーションも様々、監督もいろんな人が参加しているのでバリエーションがあって楽しめます。純粋なホラーだけでなく、怖くはない「ちょっといい話」なホラーやSFちっくなホラーも混ざってます。

通常のシリーズの他に劇場版もあって、長篇が二作、オムニバスが一作あります。

自分もホラー好きなので一通り見ましたが、怖い話としてのおすすめは「ふたりぼっち編」の第71話「訪問者」、玄関扉の上からのぞく「何か」の怖さもさることながら、そいつを飼ってしまう友達がもっと怖い。  
あとは劇場版オムニバスの「夜警の報告書」も面白いです。何が出ても「気のせいですって」ですませてしまう林泰文がかっこよすぎ(笑)。

去年新しい新耳袋として「絶叫編」が出たんですが、貧乏なので旧作になるの待ってました。やっと借りて観たんですが、その内容にとてもがっかりです。

絶叫編は50分の長篇が二作、「右・牛おんな」「左・黒い男たち」で構成されています。

牛おんなはタイトルから想像が付くとおりの話で、牛おんなが若い男女を次々と襲っていく・・・とこう書いてしまうと観も蓋もないですが、そのままです。

黒い男たちはホラーというよりはSFですかね。子供の頃のスナップ写真が突然郵便受けに届き、その裏には「たすけて」という意味深なメッセージ。地元を訪ねていくうちによみがえってくる子供の頃の忌々しい記憶、と最初は面白そうなんですが、そのままたいしたオチや恐怖ポイントもなく、尻つぼみで終わってしまいます。

どちらの話も、いつもの5分の話に不要なシーンを足して無理矢理延長した感じで、メリハリがなく、ダラダラと話が進行していきます。牛おんななんかはキャラクターとしては魅力があるだけに残念。どちらも5分枠でやればそれなりに面白かったかも。唯一楽しめるのは、主演の小出早織をはじめとする役者が左ではいい人達なのに、右では今風のムカつくDQNを演じていてギャップが面白いくらいでしょうか。

2008年02月25日

ウィル・スミスがまたもや人類を救う「Hancock」面白そう

「I AM LEGEND」では人類のほとんどが滅亡してしまった地球でたった一人研究を続け、人類を救うことになるヒーローを演じたウィル・スミスですが、最新作でもまたヒーローを演じるみたいです。
とはいえ、このヒーローは「I AM LEGEND」で演じた科学者ロバート・ネビルのような正義感にあふれたキャラクターとは180度違うっぽいです。

こちらから予告編が見られます
http://www.apple.com/trailers/sony_pictures/hancock/

オフィシャルサイトはこちら
http://www.sonypictures.com/movies/hancock/

超人的な力を持って人助けもしてるのに、その粗野で短期で皮肉屋な性格のせいでいまいち感謝されてないというか、やや迷惑がられてるヒーロー。スーパーマンとかスパイダーマンとか、ヒーローのくせにちっちぇえことでなよなよしてる奴らにはうんざりなので、ハンコックはスカッと楽しませてくれそうです。

異色のヒーローといえば、実験用のクモならぬトンボにかまれたことでトンボマンになるヒーロー映画「Superhero Movie」も面白そう。こっちは完全にスパイダーマンのパロディ、コメディですが。
http://jp.youtube.com/watch?v=CdAtlIECkFY

2008年01月04日

あけおめ、ことよろでございます。

何気にもう四日なので遅いんですが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

テレビっ子の自分としては毎年年末の特番シーズン、そして大晦日の番組が楽しみでしょーがないっす。何年か前の大晦日には3局で同時にボンバイエ、K-1、PRIDEがやっていたりと格闘技好きとしては嬉しい悲鳴だったんですが、いまや格闘技ブームはすっかり去って、お笑いブームなんですかねぇ……PRIDEもなくなっちゃったし。お笑いも好きなんでこれでもかと放送されるネタネタネタなお正月も嫌いじゃないです。でも大晦日ならではのビッグファイトに熱くなったりもしたいわけで。

今回の大晦日はヒョードルvsホンマン、サップvsボビーとちょっと楽しみなカードがぼちぼちありました。
もちろんヒョードルは顔色一つ変えない余裕の勝利でしたね。なんかTVでは人類最強戦とかあおられてたけど、ヒョードルに失礼(笑)。ホンマンはないでしょう……
サップは去年のぐだぐだっぷりをなかったことにして出場していましたが、フツーに戦ったことにまずびっくり、さらに見事に勝利したことに二度びっくりです。ボビーはリラックスしている割には調子出てなかった風でした。

そしてファンがもっとも白熱し、感動したカードといえばなんといっても秋山vs三崎っすね。2007年は「偽」の一年だったんですが、秋山もその偽を象徴する選手でした。反則して無期限出場停止をくらったくせに1年も経たないうちにノコノコ出てきた秋山に会場は笑っちゃうくらいの大ブーイング。自分もテレビの前でブーイングしてました。
しかし試合が始まってみるとアウェーの空気をもろともしない秋山がペースをつかんじゃってがっかり。反則はしたけど実力はある選手なんだよなぁ。いい勝負をするも、フックでぐらつき、テイクダウンされる三崎。あの時って見てた人全員が「ああっ↓」な気分になったんじゃないでしょうか(笑)。
しかし三崎はやってくれました。なんとかもち直すと、今度は秋山からフックでダウンを奪い、立ち上がろうとした秋山の顔面に完璧なサッカーボールキック!!文句の付けようがない見事なKOでした。

ヌルヌル秋山が鼻血を出してやられている様は「偽」の一年の最後を綺麗に払拭してくれた感じ。マジ感動っす。

でも4点での顔面だとして反則の可能性があるとかないとか。自分は最低の反則しといて相手のアクシデント程度の反則は見逃さないんですねぇ。だいたい立ち上がり際なんだから反則じゃないと思うし、全盛期のシウバとかこんなもんじゃなかったしなあ……
http://www.nikkansports.com/battle/p-bt-tp0-20080103-302634.html

とまあ格闘技の話ばっかりで申し訳ありませんが、Generator of the Yearをいただいた「なんちゃって個人情報」とか、「MOJI-Q」とか、フリーソフトいろいろとかiアプリとか、今年もよろしくお願いします。

2006年12月07日

スカイハイ劇場版を見てみた

スカイハイといえば、「お逝きなさい(いくの字はこれなのかな)」でちょっと流行っていた記憶のある釈由美子のあれ。Gyaoで1月1日まで無料配信となっていたので見てみました。

ドラマ版はまったく見たことがなく、ストーリーは知らないんですが、『釈由美子さんが門番やってて「おゆきなさい」って言うんでしょ』ぐらいの知識はありました。当然そのつもりで見てたら、釈由美子さん普通の人だし。門番別の人だし。見進めていくと、どうも釈由美子が「恨みの門」の門番になるまでの話らしい。

さて見終わりましたが、一言で言えばすごくつまらない映画と。監督は北村龍平。この名前にデジャヴを感じるけど代表作であろう「あずみ」はあまり印象にないし……。なんだろうと思って調べてみたらちょっとマイナーな映画「VERSUS」の監督でした。
「VERSUS」は有名な俳優は出ておらず、話もあってないようなもの。それでも始めから終わりまでずっと戦っている、いい意味で破天荒なB級アクション映画で、格闘シーンもなかなかどうしてかっこよく、それなりに楽しめる映画でした。ややグロが入ってるので、そういうのが苦手な方にはおすすめできませんが、アクション、特に格闘だの剣劇だのが好きな方ならお勧めです。

「スカイハイ」でもせめてアクションシーンはと期待したのですが、主演の釈由美子さんは“女優が格闘シーンをやると痛い”の典型例だし、他の俳優のアクションもとくに光るところはなく、無駄にかっこつけてるのも恥ずかしくて見てられない感じ。今日日戦隊ものや仮面ライダーの方がまだかっこいいですよ。
だいたい「スカイハイ」ってアクションものなんだろうか。ドラマ版を見てないのでなんとも言えないですが、人気に乗じて映画化して失敗した例なんじゃないの?と邪推してしまいます。

とにかく、アクション映画としては大失敗、よっぽどスカイハイのファンだとか、キャストに好きな人がいるとかじゃないと最後まで見るのはつらいと思います。無駄に長いですしね。二時間越え。まあタダだったんで文句はないですが。


スカイハイ 劇場版@映画生活

2006年10月22日

「かまいたちの夜×3」やっとクリアしました

サウンドノベル作成ツールを作るにあたって、サウンドノベルの代名詞である「かまいたちの夜」の研究はかかせないわけで、最新作である「かまいたちの夜3 三日月島事件の真相」も一ヶ月ちょっと前に購入してはいたんですが、しばらく中断していました。
ノベリオン作りもありますが、何より前作と比べてゲーム自体の難易度がずいぶん上がっていて、クリアできなかったというのが正直なところです。前作までの“小説”からずいぶん“ゲーム”になっている印象を受けました。

さてゲーム内容ですが、シナリオの流れは一作目、二作目までの末広がり型から、「街 〜運命の交差点〜」と同様にザッピングを多用して物語を進めていくポイント切り替え型に変化しています。

「街」スペシャルガイド〜サウンドノベルシナリオ入門 ちなみに、末広がり型ポイント切り替え型については、メディアファクトリーから1999年に出版された「街 〜運命の交差点〜 スペシャルガイド サウンドノベルシナリオ入門」という本が詳しいです。街のガイド本という体裁でありながら、後半のサウンドノベルの歴史や分類がなかなか読み応えあり。チュンソフトの代表的な三作の他にも、ファミコンやそれ以前のアドンベンチャーゲームまで言及してあって面白いです。サウンドノベルが好きな方、サウンドノベルを作りたい方は一見の価値あり。


同誌によるチャートスタイルの解説

前作までのフローチャートの代わりにタイムチャートが付き、見た目はなまんま「街」です。ただし物語は1日だけなので、かなりこぢんまりとした「街」という感じ。最初に選択できる主人公は香山のみ。一人称が大阪弁というのはなかなか違和感のある小説ですが、物語を進めていくにしたがって前作までの主人公である透や、久保田俊夫、北野啓子も選択できるようになります。
「街」ではザッピング方式でも主人公同士が同じ現場で絡むシーンは少なかったんですが、今回は三日月館という狭い空間で話が進むので、主人公同士が同じ場所に居合わせることが多く、それぞれの視点で考えていることが全く違うのが面白いです。

かまいたちの夜2は本編クラスのシナリオが3本、さらにおまけシナリオがいくつかあり、ボリューム的には満足でしたが、バッドエンドのクオリティが低く、数稼ぎだけのようなものばかりで、一作目のようにハッピーエンドよりも印象に残るバッドエンドが無いのが不満でした。 それに比べ今回はバッドエンドになっても全体として(クオリティは別としても)整合性のとれた物語になっていてストレスを感じません。
またザッピング方式ならではバッドエンドとして、他の主人公の行動により芋づる式にバッドエンドというのがいくつかありますが、これも主人公同士の行動が絡んでいて楽しめます。
例えば、財宝に目がくらんだ香山は呪いをおそれて早々に島を立ち去ってしまう→透は真理と疎遠になりながらも一心不乱にオムレツ作りを修行、店を開いて成功→香山の根性焼きチェーン店がオムレツ店に食われていき、香山は打開策として早食いタダキャンペーンを実施→啓子がそれをただで食べ尽くし、香山の店大打撃→みんなバッドエンドってな具合です。

シナリオが前作までと密接に絡んでいるためか、おまけで一作目、二作目の本編も収録されています。ただ本当に本編のみでフローチャートもないので(章ごとには始められる)ざっとおさらいといった感じです。でもPS2で綺麗なフォントになった一作目「ペンション“シュプール編”」はちょっと新鮮な感じ。脅迫文が見付かるシーンでは移植毎に変わるドラマ、今回は「サカチュー」でした。「堺の中心で金を稼ぐ」だそうです。
あと細かいことですが、OLのシーンのカメラがデジタルカメラに変わりました。いくら時代遅れとは言え、この変更はなぜなのか不思議です。“デジタルカメラ”、“デジカメの液晶”、“フラッシュモードが設定”、“液晶画面”とデジカメであることを意識させる単語が続いていて、文が実にくどいんです。

それにしても、サウンドノベル作成ツールを作っている観点から見ると良くできていてうらやましい。前作のネタバレしないように工夫された可変式フローチャートや、今作にも共通のページ単位での前ページ読み返し、読み飛ばし。さらにその全てのページに一発で移動が可能。ノベリオンでも同じシステムにしたかったんですが、容量その他の問題であきらめました。
シナリオについても、主人公が全員同じ場所にいるシーンなど必然的に同じ内容の繰り返しになってしまう文を、主人公によってまったく違う印象でとらえていたという面白さを加えたり、プレイヤーが既に読んでいる流れをうまく省略するといった工夫が見られてすごいなぁと感服するばかりでした。


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