ハリウッド版呪怨の第二作目こと「呪怨パンデミック」がレンタルリリースされてたので観てみました。
前作のThe Juon 呪怨(The Grudge)はハリウッドリメイクであるにもかかわらず、監督が清水崇のままで、同様にハリウッドリメイクされた「ザ・リング」とはちょっと違う雰囲気。ザ・リングでは当然のごとく役者や舞台がアメリカに変更されてしまいましたが、The Juonでは主人公こそアメリカ人に変更されていますがオリジナル版の設定や家はそのまま、舞台も日本、当然カヤコも同じ人が出てきます。
ザ・リングはモンスター映画の様な雰囲気になってしまい、怖くもないしがっかりでしたが、こちらは日本版で怖かった雰囲気そのままで楽しめます。ハリウッドでのウケは知るよしもないですが、日本人としてはこちらの方が嬉しいです。
さてその続編である「呪怨パンデミック」なんですが、前作のラストで主人公がカヤコの家に放火してしまったことから、カヤコが外へ出てしまい、家に関わった者全員をとり殺すようになってしまいます。カヤコ、海を渡ってはるばるアメリカはコロラドにも(笑)。
カヤコの出生の秘密なんかも明かされ、順当に前作の設定を掘り下げていく話になっていて面白いです。ホラーとしても、今までの呪怨より怖い!なんてことはありませんが、今まで通りの恐怖を楽しめます。特に病院の廊下で蛍光灯が消えていくと同時にカヤコが迫ってくるシーン、こういう怖いビジュアルをよく考えるなあと感心しきり。でも、途中カヤコが貞子になっちゃったぞ、みたいなシーンもありました(^^;
それにしても「呪怨パンデミック」というタイトルはいかに。確かにpandemicなんだけども、原題はそのまま「The Grudge 2」なんですよね。まあ日本には呪怨がビデオ版、映画版二作ずつあってどちらも同じタイトルだし、ここへさらにハリウッド版が加わるとごっちゃになるから全然違うタイトルにしたんでしょうか。
制作中のThe Grudge 3はなんて邦題にするのか楽しみ。
あ、ちょうど今アメリカではタイのホラー映画「心霊写真」のリメイク「Shutter」が公開中ですね。オリジナルはそこそこ怖かったんで、早く観てみたいですね。なんか奥菜恵が出てるし。