スカイハイといえば、「お逝きなさい(いくの字はこれなのかな)」でちょっと流行っていた記憶のある釈由美子のあれ。Gyaoで1月1日まで無料配信となっていたので見てみました。
ドラマ版はまったく見たことがなく、ストーリーは知らないんですが、『釈由美子さんが門番やってて「おゆきなさい」って言うんでしょ』ぐらいの知識はありました。当然そのつもりで見てたら、釈由美子さん普通の人だし。門番別の人だし。見進めていくと、どうも釈由美子が「恨みの門」の門番になるまでの話らしい。
さて見終わりましたが、一言で言えばすごくつまらない映画と。監督は北村龍平。この名前にデジャヴを感じるけど代表作であろう「あずみ」はあまり印象にないし……。なんだろうと思って調べてみたらちょっとマイナーな映画「VERSUS」の監督でした。
「VERSUS」は有名な俳優は出ておらず、話もあってないようなもの。それでも始めから終わりまでずっと戦っている、いい意味で破天荒なB級アクション映画で、格闘シーンもなかなかどうしてかっこよく、それなりに楽しめる映画でした。ややグロが入ってるので、そういうのが苦手な方にはおすすめできませんが、アクション、特に格闘だの剣劇だのが好きな方ならお勧めです。
「スカイハイ」でもせめてアクションシーンはと期待したのですが、主演の釈由美子さんは“女優が格闘シーンをやると痛い”の典型例だし、他の俳優のアクションもとくに光るところはなく、無駄にかっこつけてるのも恥ずかしくて見てられない感じ。今日日戦隊ものや仮面ライダーの方がまだかっこいいですよ。
だいたい「スカイハイ」ってアクションものなんだろうか。ドラマ版を見てないのでなんとも言えないですが、人気に乗じて映画化して失敗した例なんじゃないの?と邪推してしまいます。
とにかく、アクション映画としては大失敗、よっぽどスカイハイのファンだとか、キャストに好きな人がいるとかじゃないと最後まで見るのはつらいと思います。無駄に長いですしね。二時間越え。まあタダだったんで文句はないですが。