ファイナルファンタジーなどゲームでは一般的に火を吐く、ドラゴンの形をしているなどの特徴を持つ「サラマンダー」がほぼイメージ通りの姿で登場しています。舞台はターミネーターなどのSFではおなじみ「核戦争後の荒廃した未来」。サラマンダーというとファンタジーテイストな怪物ですが、映画はモンスターパニックというよりはSFに近い感じですね。サラマンダーにヘリコプターで立ち向かったり、吐き出す炎を防ぐのに消防服を使ったりと、サラマンダー=ファンタジーなイメージを持っている小生としてはそのギャップが楽しめました。
核でも倒せなかった怪物をわずか数人の、しかも武器もぜんぜんなしで倒せるのかよーとかツッコミどころはありますが、サラマンダーの神話的な造形や吐き出す炎の迫力など、十分に見ごたえのある映画です。内容はあんまりない映画ですが(笑
主演はクリスチャン・ベール、リベリオンの時の精悍なイメージとは違い、髭面でワイルドな主人公を演じてます。ただもう一人、それ以上にワイルドなキャラクターが登場するのでやっぱり精悍なイメージなんですけどね。もう一人のワイルドなキャラクターは、マシュー・マコノヒーが演じてます。この人、小生の中では恋愛映画が似合う優男のイメージだったんですが、この映画では打って変わってスキンヘッドで暴力的な役です。最初誰だかサッパリでした...